佇まいは良いです。
待望のQNAP ファンレスNASの新商品が発売開始になりました。
TS-119から見ると4年半ぶりでしょうか。
さっそく、SSDと3TB HDD を搭載してネットワークオーディオプレーヤー(Marantz NA-11S1)での音質チェック。
視聴曲は担当Mの比較視聴曲
坂本真綾 かぜよみ 「雨が降る」
をGo!
。
。。
。。。
。。。。。
「あれ?なんか違う」滝汗
マジかよ? 既存のQNAP が鳴らす音とは少し違う感じがします。
担当Mは、TS-119 や従来のQNAP NAS DLNA 再生に耳が慣れてしまっているので、専門家の評価を聞くべくダイナミックオーディオさんへTS-210を持って走り出しました。
QNAP ファンレスNAS について
ご存知の方も多いと思いますが、オリオスペックでは、オリオスペック用に TS-119 を再生産してもらっています。おかげさまでTS-119は、世界で一番売っているショップになりました。
ネットワークオーディオプレーヤー LINN DS 用ミュージックサーバーに推奨していただいたリンジャパンさんのおかげですね。marantzさんのデモ用機材としての採用や完実電気さんのPS Audio出の推奨なども大きな力となりました。
ここからHS-210が登場するまで2年間の攻防を書き始めていたのですが、あまりに赤裸々過ぎてやめました。タイトルと関係なくなり申し訳ございません。
だってねぇ、ファンレスNASに対する開発陣の回答とか、CEO来た時のやりとか書け無いこと多すぎです。とりあえず、QNAPのファンレス機が登場したことを素直に喜びたいと思います。
脱線ついでに
オリオスペックがQNAPを取り扱い始めたのが5年前。年数だけ見ると最近ですね。
実は2007年からQNAPに注目しており、国内ストレージ関係各社に取り扱ってもらえないか、相談しまくっていました。全滅でしたけど。今、当時のお願い文を見返すと「熱さ」を感じますね。しばらくすると輸入代行で国内販売が始まりました。
2008年にユニスターさんが取り扱いを始めると聞いて、小躍りしましたよ。高機能NASの実績がある弊社に声がかかり、一緒に立ち上げていくことになりました。
でもね。ユニスターさんとタックを組んで国内販売を始めて2年目。メーカーから強烈な話を聞いたのです。
「日本は洋服を着ている国で一番販売数が少ないよ!もっと売らなきゃダメダメ」
が~ん。当時、正規代理店がある国で最も売れていなかったらしいのです。
オリオだけでも年間相当売ってるのに、そんなこと言われんの?
日本より上はオセアニアの島国らしく、確かに腰みのつけて踊っているイメージが強い国です。
で、最近はと言うと世界3位くらいだそうですよ。
まぁ、
担当Mのおかげだねっ
↑言い過ぎです。とりあえず自慢してみるパターンなので、怒らないでください。
閑話休題
で、ダイナミックオーディオさんにお邪魔しました。
世界のAさんはご不在でしたが、イケメンS氏がいらっしゃいました。
担当M 「すみません。Sさん。この新製品の音を良いシステムで聞かせてください」
S氏 「いいですよ。じゃぁ準備しますね」
さすがイケメン。二つ返事です。
さっそく「雨が降る」再生
S氏 「どうですか?」
担当M 「うん。やっぱり今までのQNAPと違う音に感じるんだよね」
S氏 「そうですか。じゃぁスピーカー変えてみましょう」
ちなみにプレーヤーはLINN DS 高級機種 Klimax。スピーカーはJBLの高いやつとなんだろ?ごめんなさい。担当Mは良くわかりません。とにかく、数百万円するであろうシステム。
担当M 「あっ、変わりましたね。私ではわからないことも多いので、Sさんも評価してみてください」
どんどん再生曲を変えていくS氏。さすが専門家です。
S氏 「わるくないじゃないですか?」
細かな音の評価もいただきましたが、あえて伏せます。音はシステムや楽曲、好みもあるので先入観あると評価しづらいですものね。
担当M 「なるほど。そう言われてみれば」
担当M 「でも、納得できない部分もあるので、Sさんの推奨曲をブラインドテストさせてください」
S氏 「いいですよ。これなんか評価しやすいと思います」
さすがイケメン。目を閉じて待機する担当Mに、選曲して音量のバランスを取りながら再生してくれます。
S氏 「どうです、どちらのNASかわかりましたか?」
担当M 「先がTS-119で後がHS-210ですね」
S氏 「その通りです」
担当M 「先入観なしで音に集中すると、いろいろ見えてきますね。確かに違いはある感じですが、HS-210も○○で良い感じに聞こえてきました」
S氏 「選曲やシステムの違いもあると思うのですが、○○で、○○な感じですね」
S氏 「では、これを聞いてみてどうですか?」
ブルーノートのジャズをかけるS氏。ここからオーディオ道を熱く語りだす。
ここから先は、是非、お店で聞いていただきたい。
担当M 「これはすごいですね。いろいろな意味で。いや、今日は本当にありがとうございました。代理店や、メーカーにも報告します」
S氏 「いえ、お役にたてて何よりです。オーディオ道は。。。。。。」
さすがイケメン。最後まで道を説くとは恐るべし。
しかも、HS-210をセッティングしてもらっている横には白い「ジョジョQNAP」。あえてツッコミませんでしたが、自慢ですよね。ね? この意味を知りたい方はダイナミックオーディオ トレードセンター3階へどうぞ。S氏の熱い音楽道も必聴です。
そんな感じで評価終了。HS-210 にはSSD500GBとHDD 3TB を載せてました。
中を見ると、従来のQNAP製品とは少し異なる設計思想が入っていることがわかります。
そのあたりが音の変化になったような気がします。
現物はこんな感じ
どこにHDDが入るのか、まったくわかりません。
前面を引っ張ると簡単に外れます。
HDDはトレイ式です。HS-210の天板から放熱ですね。
写真のHDDはRAIDでの温度測定用に仕様外の物です。スミマセン。
HDDをしっかりトレイで包んで熱伝達性を上げているのでしょうか?
推奨ディスクであるWD Red 3TB の発熱は余裕な感じでした。
元々、発熱が少ないディスクなので当然ですね。
さて、そんな感じで HS-210の紹介終わりです。
ファームウェアの操作感などは、QTS4.0.5 と変わらないです。ネットワークオーディオ用途のドライブセットモデルには簡易マニュアル付けますので、さほど困らないと思います。
電源ボタンが裏なのは、他機種と異なるので少し違和感があります。あと、電源OFFがし辛い。今のところ数回しか成功してない感じ。強制OFFになりがちなんですよね。なんでだろ?
HS-210は、某国の注文が多いらしく、国内に回ってくる量が少し減らされた感じ。ぐぬぬぬ。
でもオリオスペックでは初回から十分な台数を用意しています。
折角の2ドライブなので、SSDとHDDの組み合わせもありますよ。
是非、あなたのオーディオシステムで鳴らしてみてください